導入事例
吉泉産業株式会社様SolidCAM+iMachiningの導入後、生産性向上
- 社名
- 吉泉産業株式会社
- 創業
- 昭和30年1月
- 本社
- 大阪府枚方市津田山手2-1-1
- 電話
- 072-808-3003
- ホームページ
- https://www.yoshiizumi.com
- 【沿革】
- 昭和30年1月
(1955年) - 創業社長 佐々木廣積様により、食品機械の製造・販売を開始
- 昭和40年1月
(1965年) - 丸刃型万能スライサーを開発
- 昭和47年1月
(1972年) - 薙刀型万能スライサーを開発
- 昭和58年6月
(1983年) - CNC旋盤導入 生産設備合理化計画開始
- 昭和60年7月
(1985年) - サニタリー式万能スライサーを開発
- 昭和62年5月
(1987年) - CAD導入 機械設計品質向上計画開始
- 平成5年1月
(1993年) - 魚切り身スライサーを開発
- 平成18年12月
(2006年) - 「枚方市ものづくり表彰」を受賞
- 平成21年1月
(2009年) - 「2009年元気なモノ作り中小企業300社」に選定(経済産業省中小企業庁)
- 平成22年4月
(2010年) - 「第22回中小企業優秀新技術・新製品賞」で優秀賞を受賞(りそな中小企業庁)
- 平成24年4月
(2012年) - 24年度文部科学大臣表彰 科学技術賞(技術部門)を受賞
- 令和元年5月
(2019年) - 黄綬褒章受賞
刃物の焼入れから、食品加工機械メーカーへ
吉泉産業様は、昭和30年、大阪府守口市にて創業の後、平成2年に現在の地に本社移転、新工場を落成されました。 当初は、刃物の焼入れを行っておられましたが、「ネギを大量に切りたい」といううどん屋の要望から、食品加工機械メーカーとして歩みを初められ、現在では、「芯を抜く・皮をむくなどの前処理」「食品の洗浄」「食品のカット」「検品」などに対応した、食品加工業に向けた機械メーカーとして、数多くの 製品を開発・製造しておられます。 上記本社・工場のほか、東京営業所、九州営業所、東北営業所、海外支社(韓国・中国)にて、日本のみならず、世界に向け最新の食品加工機を広められています。
食品の加工機械の設計、製造、販売、メンテナンスまで自社で一貫
吉泉産業様は、コンビニのお惣菜いわゆるコンビニベンダーや、お惣菜を作っている工場、スーパーなどの、セントラルキッチン向け機械の製造および販売を行っています。 機械の設計・製造からメンテナンスまで自社一貫で行っており、オリジナル製品技術、新技術開発に積極的に取り組まれています。 特に、急速に多様化する食品業界の中でお客様からのご要望に一つ一つ確実にお答えするため、自社の機械部品をほぼ全て内製化、万全のサポート体制で顧客満足の向上を築かれています。
SolidCAM + iMachining導入にあたって
吉泉産業様では、昭和58年にCNC旋盤の導入、昭和62年には、CADの導入など先進的なテクノロジーを取得し作業効率化の為の設備投資を早くから手掛けられています。 しかし加工作業に関しては機械の操作盤による手打ち作業でプログラムを作成しており、多量生産に対応する為の生産性向上が課題となっていました。 そこでCAMの導入を検討、SolidCAMと他2社のCAMソフトを比較しSolidCAM+ iMachiningの導入を決定、決め手となったのは、デモ実施時の「iMachining」を使用した加工実演での、現場社員の高評価でした。 機械の稼働率を上げていくために「 iMachining」による加工時間の短縮が生産性向上に繋がると判断していただきました。
加工時間の短縮だけでなく工具コストの削減も
また「iMachining」をご導入いただいたことによる効果は加工時間だけでなく工具コストの削減にも繋がっています。 加工時間は今まで1個あたり約1時間20分程かかっていたものが、導入後20分弱で加工可能に。工具コストに関しては、「iMachining」導入以前は部品3個作成に対しエンドミル1本を交換、「iMachining」導入後は部品24個加工を行っても、まだ刃の加工余力がある状態で工具の刃持ちもかなりよくなり、工具の交換回数が減ったことで、工具にかかるコスト削減にも繋がっています。
SolidCAMについて
SolidCAMの操作性に関して、難しいと感じたことはなく、ある程度の使い方を覚えることで感覚的に使用しやすいとご評価いただいています。 機械を使ったことのない人でもソフトの習得が早く、早期の立ち上げが可能とのこと。 他にも、工具の動作を確認しやすいため「どんな加工をしているのか?」「今何をしているのか?」がわかりやすく、データとして、加工情報が残るため、引き継ぎ作業が楽に行うことができるとのことです。 吉泉産業株式会社様の今後の益々のご発展をお祈りいたします。