導入事例

  • 早川精機工業様 代表取締役社長 北川 敏勝様
  • 早川精機工業様iMachining導入により加工時間の短縮だけでなく刃持ちも向上

早川精機工業様
DATA
社名
早川精機工業株式会社
創業
1957年(昭和32年3月1日)
本社
岐阜市六条大溝1-13-1
製品
超精密部品の加工、航空機部品、電子部品金型、超硬切削工具製造
認定
ISO 9001・JIS Q 9100他
電話
058-276-7555
メールアドレス
info@hayakawaseiki.co.jp
ホームページ
http://www.hayakawaseiki.co.jp/
【沿革】
昭和38年3月20日
(1963年)
早川精機工業 株式会社 創立
平成13年8月
(2001年)
工場移転(拡張の為新築)
平成20年7月
(2008年)
ISO 9001認証・取得
平成26年3月
(2014年)
経済産業省「がんばる中小企業・小規模事業者300社」表彰
平成27年11月
(2015年)
JIS Q 9100認証・取得

テクニカルセンターで行われたセミナーが導入のきっかけ

早川精機工業株式会社様は、清流長良川の鵜飼いで知られる、岐阜県岐阜市において、昭和38年に創業ののち、拡張の為の工場移転を経て現在に至ります。 また、弊社岐阜テクニカルセンターより車で数分と、ごく近い場所にあります。
SolidCAM、iMachining を導入されたのも、テクニカルセンターで行われたセミナーをご覧になったのがきっかけでした。 創業以来、技術力・人間力を大切にされ、最新の機械設備、CAD/CAMを導入されている今もその心を大切に日々の技術生産性の向上に励まれております。

個人単位でプログラム作成から機械オペレーションを担当

早川精機工業様では、基本的には、プログラム作成から機械加工オペレーションまでを、個人単位で担当されています。 「プログラムを作る部署と加工をする部署と分けた方が効率はいいと思うが、人それぞれの個性が生かされなく、仕事も取り換えだけでは、面白くないだろう」と北川社長。

3次元加工など一部の加工においては、専任のCAMオペレータがプログラム作成を担当することもあるが、基本的には、プログラム作成から機械オペレーションまでを、個々で担当して行うとのことです。 そのかいがあって、社員1人1人が多方面において技能を伸ばすことができているとのことです。 個々が身につけてきた良い面を大事に集めていきたいと北川社長は考えていらっしゃいます。

代表取締役社長 北川 敏勝 様
代表取締役社長 北川 敏勝 様
(役職は取材時・現副会長)

iMachining導入にあたって

早川精機工業様では、以前より、弊社製2.5D CAD/CAMシステム「WinMAX」をご使用いただいておりました。 「iMachining」を導入いただいたきっかけは、弊社岐阜テクニカルセンターにおいて開催されたセミナーにご参加いただき、実際にご覧いただいたことでした。

早川精機工業様では、小型の部品から、金型にいたるまで、加工品目は多岐多様にわたり、加工時間の問題、難削材では、切削条件が上げられないなどの課題をお持ちでした。 「iMachining」を導入いただいたことにより、様々な面で効果がでているようです。

代表取締役社長 北川 敏勝 様
生産管理部長 辻 孝典 様(右)
製造部機械課長 清水 崇博 様(左)

加工時間の短縮だけでなく刃持ちも向上

実際に「iMachining」で加工データを作成されている清水様のお話しでは、以前より課題としてあった難削材加工時の熱の問題も、iMachining 導入により、効果を実感しているとのこと。様々な材質を使用した社内検証において、S50Cだけでなく、ニッケル・インコネルなどでも効果があったようです。

また、チタンの加工において、旋盤の荒加工ではチップが持たなかったものが、「iMachining」を活用したマシニング加工で、問題なく加工出来たという事例もあったようです。 もちろん加工時間も短縮され、一例では、以前は、マシニング加工で1個1日掛かり、トータルの完成まで1ヶ月必要だったものが、加工時間の短縮により、約2週間で製品完成まで出来たものもあるとのことです。

操作の面においても、オペレーション・設定等、深い加工技術・専門的な知識がなくても、非常に簡単に効果的なツールパスが作成でき、切削条件の調整も、「レベル」の調整ですぐに行なえ、満足しているとのことです。

i-Machining導入により劇的に延びた工具寿命
i-Machining導入により加工時間を
大幅短縮

iMachining・タクテックスの今後に期待

現在「iMachining」では、ソリッド工具の対応のみですが、「iMachining」のツールパスを活用して、チップ式工具での加工も、実践され、今後開発される「チップ式工具対応」にも期待を寄せられているようです。

また、機能の進化だけでなく、新たな機能・効果的な機能をピンポイントで的確に情報発信するような仕組み、新たな機能の説明動画の発信など、ソフト面での充実にも期待を寄せられております。

i-Machining導入により荒加工の時間を50%削減
チップ式工具での加工も実践